世の中で最も体感できるスキンケアを

自己紹介

みなさま、こんにちは。ブランドオーナーの江口です。
ブランドの立ち上げ当時から開発者として携わっておりました。
中でも白いオイルと時計遺伝美容液は企画開発、基本となる処方設計から関わっています。
その縁もあって、今年の3月からブランドマネージャーとしても仕事をするようになりました。

商品に込めた想い

まず化粧品の市場では、例え有効性のある商品を設計できたとしても、その結果に至るまでに商品を使い続けてもらうということが難しい、という課題があると思っています。
お客様が商品に飽きてしまったり、日々リリースされている多くの他の商品も使いたくなる。そうすると、作り手側に「この期間使ってもらえればこの肌悩みは解決するはず」という理論があったとしても、結果が出る前に別の商品を使い始めてしまう。
開発者としては、やはりお客様に効果を実感して肌悩みを解決して欲しい。
だからこそ、作ったら終わりではなく、開発時の理論（＝商品の効果）が肌の上で再現されているかどうかをきちんとお客様の声から拾い、商品の改善に役立て、バージョンアップを重ねていく、という「アジャイル開発」の考え方をブランド設計に取り入れました。

”アジャイル”に進化していくスキンケア

「アジャイル」について

「AGILE COSMETICS PROJECT」の「AGILE（アジャイル）」とは、ソフトウェア開発の現場で使われる「アジャイル開発(※)」という言葉から取っています。

ユーザーの声を聴くことはもちろん、最新のテクノロジーも反映させてアップデートを繰り返していくことで、よりお客様のライフスタイルやニーズに寄り添った商品に育っていくと考えています。
かつ、お客様も「最新のものを使っている」と実感しながら商品を使い続けることができる。
そうして”アジャイル”（＝スピーディ）に商品のアップデートを繰り返していくことで、双方にとってwin-winなブランド作りができていると思います。

※アジャイル開発とは
ソフトウェア開発で使われている、企業の理論やプロセスよりもお客様が実際に使える本質的な価値を届ける開発の考え方。

ブランドを立ち上げたとき

世の中で一番効果がある商品を作るというのが開発時点の目標で「世の中で二番目では意味がない」と考えていました。
とはいえ、どんなに効果のある商品を作ったとしても、それを世に伝えられないと意味がありません。
例えば時計遺伝美容液は「時計遺伝子」に着目しているのですは、「時計遺伝子」ということはを初めて聞いた、またはちょっと聞いたことがあるくらい、という方のほうが多いと思います。
新しい技術や考え方で知らない人が多いからこそ、理論上は効果が出るように正しく設計できていたとしても、薬機法を守りながら一目でベネフィット（効果）を伝えるための表現が非常に難しく、苦労しましたね。

デザインへのこだわり

デザインのこだわりは、一般的には見せない部分も表に出していくという点です。
一般的に全成分はパッケージの裏に表記することが多いのですが、化粧箱の表側から全成分表示をしています。
また、リニューアルのバージョン情報も、あえてパッケージに表示しています。
使う人に対して誠実でありたいという想いを反映させたデザインであり、またお客様の声を元に改善していくからこそ、デザインも未完成なイメージを表現しています。

ー どんなお客様が多いですか？

普段から美容の情報を探している、美容感度の高い方が多いと思います。
また、ジェンダーレスコスメと謳っていてもやっぱりメインの顧客は女性、というブランドが多いのですが、「AGILE COSMETICS PROJECT」はお客様の半分くらいが男性です。
男性の中でも美容意識が高い人に使っていただいているなと感じます。

ー ユーザーからの声で印象的なものはありますか？

時計遺伝美容液は、「人生で一番いい！」という声を多く聞きます。
実際に睡眠不足な方や生活リズムの乱れを感じている方、例えばシフト制で働いている方や夜仕事をしている方から、「化粧ノリが良くなった」、男性からは「肌が滑らかになった」という声をいただいています。
私自身、子どもが生まれたばかりで全く睡眠が取れなくて、人生で一番肌が荒れてた時期があったんです。
その原因を調査していたときに時計遺伝子が肌のリズムを作っているということを知り、ここに肌荒れの原因があるのでは？と気付いて開発に至ったものだったので、狙った通りの効果が現れているのが嬉しいですね。

ー次回リニューアル時にバージョンアップを検討しているポイントはありますか？

白いオイルの美白効果については、もっともっと高められると思っています。
顔の中でもシミとシミじゃない部分があると思うのですが、そこのバランスを調整して、更に体感しやすい肌の明るさを突き詰めたいです。
時計遺伝美容液はバリア機能を整えていくことがポイントの商品なのですが、実は時計遺伝子が調整しているのはバリア機能だけではありません。
時計遺伝子は肌の代謝にも影響していて、肌荒れやキメを改善するだけではなく、その改善スピードやレベル感、エリアも、もっと高めていけるポテンシャルがあると感じています。
例えば、ビタミンCは元々体内に存在していますが、そのビタミンⅭが酸化されたとしても、元に戻す（還元する）酵素も存在しています。その酵素がきちんと働いてくれるような設計を検討しています。

ー 「こう使ってほしい」という特別な使い方はありますか？

時計遺伝美容液は、肌に馴染んでペタッと肌に吸い付くような感覚があるまで、しっかり浸透させてください。
塗っただけ、肌表面が濡れているだけの状態ではなく、丁寧に馴染ませることで、翌朝の肌の滑らかさを感じやすくなります。

白いオイルは使用前に良く振っていただく必要があるのですが、よく混ぜることで緩やかな三層の乳化構造（水の中に油があり、その中にまた水がある）を形成します。
三層の中でビタミンＣ誘導体が一番内側にあるので、良く振っていただくと粒子が細かくなって肌に浸透しやすくなります。

ー 時計遺伝美容液と白いオイルを一緒に使う場合のおススメの使い方はありますか？

白いオイルの方が油分を多く配合しているので、時計遺伝美容液を肌に浸透させた後に、白いオイルを使うことを推奨しています。

世の中で最も体感できるスキンケアを

今後の展望

半年以内のリリースを目標に、新製品の構想もあります。
鎮静効果のある製品で、赤みをケアしながら肌をきちんと保護し続けてくれるものを開発中です。
世の中で最も体感できるものにしたい、既存では得られない使用感で新規性の高いものにしていきたいと考えているので、こちらも楽しみにしていて欲しいです。

最後に

スキンケアをいくらやっても効果が出ない、スキンケアに期待を持てないと感じている人って、もしかすると私が想像する以上にたくさんいるのかもしれません。
でも世の中にはAGILE COSMETICS PROJECTの商品はもちろん、他のブランドでも、皮膚に対してどのような反応を起こしていくかということをきちんと考えている製品も多いので、スキンケアを諦めないで欲しいです。