人と地球の綺麗のために未来に向かっていく 環境配慮型ブランド「USS」

人と地球の綺麗のために未来に向かっていく 環境配慮型ブランド「USS」

2024.09.01

#オーナーインタビュー

自己紹介

ー まず、ブランドを立ち上げた経緯を教えてください。

USSは、人と地球が一緒に綺麗になることを目指しています。
環境の中でも、水が最終的にたどり着く海の環境改善に積極的に取り組んでいて
今までのブランドではできない、もう一歩踏み込んだ環境配慮ができるブランドを作ろうということでUSSを立ち上げました。

ー もう一歩踏み込んだ環境配慮とは、具体的にどういったことでしょうか?

成分や容器などの資材にこだわっており、海洋生分解性試験を行うことで、海の水の中でちゃんと分解されるか確認しています。
生分解性試験はよく聞くと思いますが、より合格基準が厳しい海洋生分解性試験はなかなか広まらず、あまり知られていないんです。
土の中って微生物がたくさんいるんですけど、海は土の中に比べて量も種類もものすごく少ないんです。
分解されにくい成分は土の中でようやく分解されたとしても、海だともっと何年もかかったり、永遠に残ってしまうこともあります。
なので、生分解性よりも厳しい海洋生分解性を意識することが、これからは重要になってくると考えています。
化粧品で当たり前に海洋生分解性を確認するような未来になったらいいなと思っていて、USSが最初の取っ掛かりになりたいと思っています。

ー「USS」というブランド名の由来を教えてください。

USSの最初の2文字 “US” には3つの意味があります。
1つ目は英語のUSから「私達」、2つ目はEarth(アース)から「地球」、3つ目は明日(あす)から「未来」です。
人と地球の綺麗のために未来に向かっていくことを表現しています。

USSの最後の文字 “S” は3つの単語、「Science(サイエンス)」「Simple(シンプル)」「Sustainable(サスティナブル)」の頭文字からとっています。
ナチュラルなだけでなく、サイエンスを活用し、自然にも人にも良い影響を与える。
できるだけシンプルに、不要な成分や資材を使わない。
サスティナブルな世界や美容方法を意識する。
人と地球を綺麗にするための解決方法を表現しています。

譲れないポイントは“環境への配慮”と“肌への効果”
両方を達成するちゃんとした商品しか出さない

ー 商品に対するこだわりはを教えてください。

譲れないポイントは、環境への配慮と肌への効果
環境への配慮は絶対条件ですが、肌への効果や変化がないと化粧品としての意味がそもそもないですし、使い続けることが難しいですよね。
どちらかだけでは意味がないと思っています。
なので、両方達成しているというところがこだわりです。

成分にも厳しい基準を設けていて、使わない13の成分を決めています。
海洋生分解性が保たれていることが条件なので、自然の中でそのまま取ってきたような成分を使っています。
環境と肌の負担になるような成分は使用しません。

■USSの13の成分フリー
紫外線吸収剤・マイクロビーズ・エタノール・合成香料・合成着色料・石油由来界面活性剤・シリコーン・鉱物油・動物由来成分・動物実験を行っている成分・サルフェート成分・防腐剤・抗菌剤


ー 化粧品でよく使用されている感触に関わるような成分も使用しないのは、商品開発がかなり大変そうですね。

こだわりすぎるあまりまだ形にできていない商品もあります。(笑)

ちゃんと角栓汚れを落としてうるおいを残す
角栓・毛穴のコントロールが難しい人に使ってもらいたい洗顔

― USSの中でまず、どの商品から使ってもらいたいですか?

洗顔の「USS by パパウォッシュ バブル」ですね。
角栓や余分な角層がちゃんと剥がれ落ちていないと何のお手入れしても肌に浸透せず効果がないので、スタート地点として使って欲しいです。
角栓は、ちゃんと剥がれ落ちなかった角層(タンパク質)が6-7割と残りが皮脂が混ざりあったものでできているとわかっています。
なので、毛穴の中、お顔全体のタンパク質を分解する酵素・パパイン酵素のみを配合しています。皮脂まで分解してしまうと、乾燥肌の人はつっぱることにもなりかねないので。

但し、沖縄の海泥(クチャ)を配合し、余分な皮脂の吸収はおこないます。
時間が経った皮脂はダメージ物質に変わってしまうので、不必要なものはしっかり落とすところから始めないとダメなんです。

画像

― 「USS by パパウォッシュ バブル」はどんな人に使ってほしいですか?

私自身の肌質や肌悩みに近いのですが、皮脂が多めで角栓ができやすいけど乾燥する、肌のコントロールが難しい人に使ってもらいたいです。

洗顔やクレンジングなどの洗浄系は顔の部位によって使い分けできないので、顔の部位によって皮脂が出たり乾燥したりする肌の場合、今までは皮脂か乾燥どちらかを諦めるしかなかったんです。
例えば、皮脂を落としたいからちゃんと汚れの落ちる洗顔を使う。そうすると肌が乾燥してしまうので、化粧水で補うとか。

そこで、「USS by パパウォッシュ バブル」は、ちゃんと汚れは落ちるけどつっぱらないようにうるおいを残すことにこだわりました。
お客様にスッキリ落ちるのにつっぱらない、とよく言っていただけます。

― そういったお客様の声はどのように知ることが多いですか?

実際に使ってもらっている方から、直接お声を聞くことが多いです。
オンラインで30分くらいお話したりしたい、最近ではPOPUPなので直接お話しさせて頂いています。

直接聞かないと分からないことも多いですね。私たちからはお伝えしていたつもりが、届いていないことも多くて。

例えば、Tゾーンはすっきりするけど頬がちょっとつっぱってきたと言う方がいらっしゃいました。
お話を聞いていくと、すすぎは7回が推奨なのですが、20回以上すすいでいて、すすぎ過ぎで乾燥してしまっていたんです。
一般的な界面活性剤が使われているチューブタイプの洗顔だともこもこ泡でお使いいただくので、20回くらいのすすぎが必要ですが、USSは酵素洗顔なので、7回で充分。お伝えしていたつもりなのですが、知らなかったという方も多くて。
なので、使い方なども丁寧に根気よくお伝えする必要性に気づかされたりしています。

― お肌に対すること以外の環境についてもお伺いしたいのですが、紙のパウチを使っているところは今までにない取り組みだなと思いました

商品開発で一番苦労したことは、アルミやプラスティックではなく紙製のパウチを使ったことです。
化粧品は3年間品質を維持しなければいけないというルールがあるので、紙で品質を維持することは難しかったです。
中身が粉体で湿気を吸ってしまうので・・・
アルミやプラステックは空気透過率が低いので湿気にくいんですが、紙だと湿気やすいんです。

ただ、次もリサイクルできる素材で詰め替えのパウチを作ることが、USSのこだわりをお伝えできる方法だと思ったので、なんとしてでも紙の容器で品質を維持できる商品にしたかったんです。
パッケージの一部に紙を使っている商品はありますが、紙の容器に製剤が直接入っている製品は他に見たことがありません。
今のところどこにもない、大きな特徴だと思います。

― USSが行っている環境配慮が化粧品だけに留まらず、実現していくと良いなと思いました。何か将来の展望はありますか?

USSは、生分解性や紙容器を使うだけでなく、アップサイクル原料や動物由来い成分を使わないなど、多面的な環境へのアプローチを検討し、実行しています。

ただ、小さな1ブランドでできる事は限られているので、業界を問わず、同じ志を持つ方々とコラボをしたり、支援し合いながら、皆さんの生活の豊かさと環境への負荷削減をしていきたいと考えています。

最後に

人と地球の綺麗のために未来に向かっていく環境配慮型ブランド「USS」。
“ 肌への効果 ” も達成する商品しか出しません。
そのこだわりと想いを、ぜひあなたの毎日に取り入れてみてください。

オーナープロフィール

オーナーのアイコン

三輪みゆき

人と地球が一緒に綺麗になることを目指し誕生したUSS。海洋生分解性試験や紙パウチなど環境配慮に挑戦しつつ、肌への効果も妥協しない商品づくりにこだわります。第一歩として、角栓や毛穴に悩む肌をすっきり整える洗顔料を開発しました。

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